失敗しない運送会社選び!見極めたい2つのポイント



荷物を運んで欲しい時に、どのような点を見て運送会社を選んでいますか?運送会社選びが適切でないと、「荷物が破損していた」「荷物が届かない」などのトラブルになりかねませんし、会社の信用問題にも繋がってしまいます。


日本の貨物自動車輸送事業者数は、6万以上にもなっています。あまりにも多すぎて、どこに頼んだらよいのか迷われる方もいらっしゃるでしょう。


そんな時は、まずHPなどで依頼したい運送会社の情報をチェックされるかと思います。その時に見ていただきたいポイントが、「荷物の取り扱い」と「保有車両」の2点です。




■荷物の取り扱いについて確認!




衣料品や食品、家電、精密機械など、荷物によってそれぞれ運び方は異なります。



例えば、食品などは設定温度を間違うと痛むだけでなく、菌の繁殖などの二次被害の恐れも出てきます。冷凍車や冷蔵車で温度を正しく管理しながら輸送する必要があります。


精密機械なら、配送時の振動をあまり受けないように注意が必要です。しかし、荷物の重量が軽いものはトラックのサスペンション効果が効きにくく、衝撃が伝わりやすくなってしまいます。精密機械の配送には、衝撃や振動を吸収して安定させる効果のあるエアサスペンションの配送車が適切です。



普段そういった荷物を扱い慣れていない業者でも対応してくれる場合もありますが、大切な荷物を預けるには不安がありますよね。経験や実績がある業者は、ノウハウや配送に必要な資材を持っているので、安全を確保しながらコストを抑えた配送ができます。


まずは検討している業者に連絡し、依頼したい荷物を扱っているか確認しましょう。HPなどに掲載している「取り扱い内容」を見てから、電話や問い合わせフォームなどで荷物の内容を伝えて相談するとスマートです。具体的なプランや運び方などをきちんと提案してくれる業者なら、安心して荷物を任せることができます。




■保有車両についてチェック!

次に大切なポイントは、保有車両です。




専門の車両があるか

価格や雰囲気で良さそうだと思った業者でも、荷物を運ぶのに適した車両を持っていなければ、依頼することはできません。

冷凍・冷蔵車、精密機械や壊れ物に対応した車両など、お願いしたい荷物を運ぶ専門車両を保有しているか確認しましょう。


トラックの大きさをチェック

トラックの大きさは、一般的には積載量によって「2t以下の小型トラック」「4tまでの中型トラック」「10tクラスの大型トラック」の3区分に分けられます。


適した大きさの車両がない業者に依頼してしまうと、荷物量に比べて大きいトラックを使用することになり費用が割高になってしまうので注意が必要です。また、搬入先によっては狭い路地にあり大きなトラックが入れない、高さが引っかかるということもあります。これら3区分のトラックを全て持っている業者であれば、荷物の量や搬入先に合わせたトラックで輸送できます。


保有台数に余裕があるか

HPなどに「車両の種類が豊富です!」と掲載されていても、それぞれ1台しかないような業者では不安が残ります。急ぎでお願いしたい時に、他の配送で車両が使われていたらすぐに配達してもらえないからです。保有台数までHPに掲載しているような業者なら、依頼前に確かめられるので安心です。




■信頼して長くつきあえる運送会社を選ぼう




「前に配送してもらった会社が良かったから、今回もまたこの会社にお願いしたい」という場合でも、保有車両が多く様々な荷物を扱える業者であれば、荷物の種類が変わるたびに専門の業者を探し直すこともなく、継続して1社にお願いできます。


価格だけで選んで失敗してしまったり、過剰な配送で会社に損益が出てしまったりしないためにも、依頼する際には「荷物の取り扱い」と「保有車両」の2点をポイントに検討してみてください。そうすれば、信頼して長くつき合える運送会社を見つけることができるでしょう。