梅雨は天気の影響による体調変化にご注意を

梅雨に入り、雨の多い日々が続いていますが、みなさまは体調を崩されていないでしょうか? 「そういえば何だか調子が悪い……」と思った方、それは気のせいではないかもしれません。なぜなら、梅雨は体調不良が起きやすい季節だからです。


雨が降ったり止んだりする梅雨は、気圧も低くなったり高くなったりするため、自律神経が乱れます。その結果、頭痛や体のだるさ、肩こりに腰痛・関節痛・神経痛、めまいや抑うつといった症状が現れるのです。加えて、梅雨冷えや蒸し暑さで体調を崩す方も多いでしょう。このように、気圧や温度・湿度の変化によって引き起こされる不調を「気象病」といいます。



では、どうすれば梅雨の気象病を防げるのでしょうか? 基本中の基本は、やはり1日3食をしっかりと食べて、十分な睡眠を取ることです。特に朝食は、睡眠中に下がった体温を上げて自律神経を整える役割を果たしているため、毎日欠かさず食べましょう。豚肉・うなぎ・玄米などに多く含まれているビタミンB1は、自律神経のメカニズムと強い関わりがあるので、積極的に摂りたいところです。



また、適度な運動も自律神経の安定につながります。ウォーキングや軽めのランニング、水泳など、ゆっくり長くできるものがおすすめです。適度な入浴も血行をよくし、自律神経を整える効果が期待できます。


そして、セルフマッサージも試してみましょう。手首の内側にあるしわの真ん中から、ひじ側に指3本分下がった辺りにある「内関」というツボを刺激すると、自律神経の乱れに効きます。耳を持ってくるくると回すマッサージも、内耳の血行を改善して自律神経を整える効果があるため、朝晩に1分ずつ毎日続けてみてください。