熱気を逃して快適に。手軽にできる車の暑さ対策

みなさんは、夏場に車に乗り込もうとドアを開けた瞬間、ムワッとした熱気に襲われた経験はありませんか? 炎天下に駐車していた車の内部はまさにサウナ状態であり、車内の温度は約60℃(ダッシュボードは約80℃)にまで達します。


これだけ暑いと、エアコンをかけてもすぐには涼しくなりません。そこで、車内にこもった熱気を効率よく逃がすために、以下の方法を試してみましょう。



▶ドアの開け閉め


助手席側の後部座席(=運転席の対角)の窓を全開にし、運転席のドアを5~6回開け閉めすると、うちわの原理で熱気を追い出せます。少し勢いをつけて開閉するのがコツですが、あまり力を入れると故障につながるのでご注意ください。また、他の人や車にドアをぶつけないよう、周囲を確認してから行いましょう。



▶走りながら換気

窓を全開にし、エアコンを外気導入にして走行すると、とても効率よく換気を行えます。3分ほど走行したら、窓を閉めて内気循環に切り替え、外気を遮断した上でエアコンをかけましょう。熱気が逃げているので、素早く温度を下げることができます。



▶水をかける


車に水をかけるのは、最も即効性がある暑さ対策です。ホースやバケツで全体にかけるのが1番ですが、ペットボトルの水をかけるだけでも一定の効果があります。2リットルのペットボトルに水を汲んで、窓やルーフを中心にかけましょう。


▶日差しを防ぐ


そもそも車がサウナ状態にならないよう、日差しが入るのを防ぐ工夫も必要です。サンシェードやカーテンを使って、直射日光を防ぎましょう。窓にカーフィルムを貼るのも有効です。