前回の記事では、「車輪脱落事故」が発生する原因について解説しました。車輪脱落事故は大変危険であり、運送業者の整備管理者や運転者、タイヤ交換作業者は、事故防止を徹底しなければなりません。そこで今回は、脱落を防ぐためのポイントを確認しておきましょう。
車輪脱落事故を防ぐために注意しておきたいポイントは5つあります。まず、正しい方法と道具で確実な締め付けを行うこと。これは基本中の基本です。次に、タイヤ交換から50km~100km走行後を目安に「増し締め」を行うこと。これは、走行後の「初期なじみ」によって、ナットの締付け力が低下するのを補う意味があります。
また、アルミホイールとスチールホイールでは、それぞれ適合するホイールボルトやナットが異なるため、履き替え時はチェック必須です。さらに、日常の点検として、1日1回はボルト・ナットを目で見て触って確認しましょう。少しでも異常が見つかったらすぐに整備するようにすれば、脱落を防ぐことができます。
そして、忘れてはならないのが、ホイール・ボルト・ナットはサビや変形がないものを使用すること。異常がある部品を使用していれば、たとえ規定トルク以上で締め付けを行っても十分な軸力は得られず、部品の伸びやねじ山の潰れが発生。脱落につながります。締め方だけでなく、各部品の状態も必ずチェックしましょう。
東京都八王子市に拠点を構える株式会社翼では、タイヤの交換作業や保守管理を常に正しい方法で行なっています。高さ制限に柔軟に対応できるよう、2t~10tのトラックをはじめ、多種多様な車種を保有。東京近郊を中心に全国配送を承っており、安全に十分に配慮してきた結果、これまでの事故件数は0です。
さまざまな配送物(精密機器・撮影機材・楽器・美術品・スポーツ備品など)をお届けした豊富な実績があるため、高さ制限がある場所にも、柔軟に対応を考えて迅速かつ安全に配送いたします。お客さまのご希望に合わせた配送方法をご提案いたしますので、配送について相談したいことがある方は、株式会社翼までお気軽にご相談ください。